私は高校3年生のときにA型肝炎にかかりました。それまで健康にはかなり自信があって、風邪一つひいたことがないほど体力的にも絶対大丈夫と思っていました。
そんな私が急に立っているのもつらいほどの疲労を感じ始めたのです。それでも体育の授業や部活など、運動モードになれば全く問題ないと気力で乗り切っていました。しかしあるときどうにもこうにも立ち上がることができず保健室へ行きました。
その頃から友達にも「おまえ、目が黄色いぞ」と言われはじめ、自分でも気のせいかと思っていたのですが、一応念のため眼科を紹介してもらおうと保健室へ行ったところ、先生に言われたのは「あんたそれ肝臓やん」ということでした。目の病気とばかり思っていた私は愕然としました。
すぐに内科の医者へ行き、尿検査をしたところ、ものすごい量の黄疸が出ているとのことで、医者もびっくりしていました。ただちに大きな病院を紹介してもらい、即入院となりました。
結局3ヶ月ほど入院することになり、学校をかなり休むことになってしまいましたが、この入院の経験があったからこそ、自分の健康を過信せず、定期的に血液検査を受ける習慣がつき、何かあれば早めに対処できるようになりました。