癌(がん・ガン)という響きは、決して軽いものではありませんし、死を連想させるものでもあります。

しかし、実際には癌(がん・ガン)はすでに治療可能な病気になっています。

過剰に拒否反応を示すよりも、適切な知識を得ることで正しく対応できるようにしておきましょう。
 
肺がん名医
肺がん名医には絶対的な定義があるわけではありませんが、手術や治療の経験を豊富に持ち、患者と人間としてまっすぐに向き合うことが条件だと思います。名医が担当になることで、生存率が上がるだけではなく、闘病生活において心強い見方を得ることになります。また、治療法として手術や化学療法、放射線治療があることは前述しましたが、それらをうまく組み合わせることができるというのも、名医として重要な要素でしょう。一言で抗がん剤といっても多くの種類があり、患者の体質との相性もありますので、見極めは用意ではなく、名医としての力量が試されます。
 
全国的に通用するほどの肺がん名医は決して多くいるわけではありませんので、名医ランキング等の情報を参考にするとよいでしょう。ネット上でも名医に関する情報は多く掲載されていますので、それらを参照してみるのも良いと思います。患者なら肺がん名医を見つけたいというのは共通の願いですので、名医探しには患者同士のネットワークは役立ちます。ネット上で生じた口コミ情報を見れば、知り合いに肺がん名医が知り合いにいないからといって、諦める必要はなくなります。
 
大勢の人にとってのニーズは、それだけ情報のやり取りも活発なものです。肺がん名医に関する情報は、病院から提供されるものの他に、患者同士での口コミ情報も上手に活用してみてください。
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肺がんの症状
肺がん症状としては、咳や痰から始まり、血痰や喀血などが挙げられます。それ以外に発熱や胸・背中の痛み、呼吸困難が起きる場合もあり、これらの症状が出た場合には肺がんの疑いがあります。初期の段階では肺がんの症状が出ないことも多く、自分では無自覚であることが珍しくありません。検査を定期的に受けていないと、肺がんの症状が出るまで気付かずに放置し、症状が進行してしまう可能性があります。
 
とくに喫煙習慣がある場合には肺に負担がかかり、それだけでもリスクが高まるため、頻繁に検査を受けておくように心がけておくことが大切です。進行した肺がんの症状を根治させることは容易ではありませんので、初期の段階で対応しておくことが欠かせません。実際、肺の検査が遅れることにより、生存率が低下するという傾向か確認されています。悪循環に陥らないためには、遅くても初期症状を感知した段階で検査を受けておくことが必要ですが、その段階では何の病気か心当たりがないことも多く、風邪等による体調不良と誤解してしまうこともありますので、注意してください。
 
呼吸器の症状だけに、胸や背中が痛んでくることや呼吸困難が出るとはいえ、その段階では症状がすでに進行していることが多く、もっと早い段階で見つけることが理想的です。末期症状に至る前に見つけられるように、まずは症状についての正しい認識を持ちましょう。

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肺がん治療
肺がん治療の基本的な方法としては、外科手術、抗がん剤を使った化学療法、放射線治療が基本的なものになります。補助的な方法として、ホルモン療法や漢方療法が用いられることもあります。それぞれに長所と短所がありますので、どのような方針で肺がんを治療していくのか、事前に詳しく打ち合わせをしておくことが求められます。症状の進行具合によっては、治療によって完治させることができない場合もありますので、何を主眼において肺の治療を行っていくのか、主治医と意識の統一を図りましょう。
 
放射線治療で肺がんを治療するのであれば、身体の外から放射線を当てることになりますので、正常細胞にもダメージを与えることになり、副作用が出る可能性があります。副作用は治療中だけではなく、治療から数年たって現われるものもあります。
 
化学療法とは抗がん剤を使った治療法ですが、肺がんは抗がん剤により完治させることが難しく、症状の進行を緩和させたり、手術との併用によって利用されることが多いものです。放射線治療同様、化学療法にも副作用がつきまといますので、医師からしっかり説明を受けておきましょう。
 
完治を望む場合にもっとも期待できる治療法は外科手術であり、放射線治療や化学療法は補助的な役割が大きいと言えます。また、副作用によって肺だけではなく体全体の白血球や血小板の減少が起こり、感染症にかかったり、出血が起こりやすくなったりということがありますので気をつけてください。治療中は普段以上に衛生的な環境で規則正しい生活を送ることを意識しましょう。

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肺がん手術
肺がん手術の理想としては、癌細胞を切除して症状を完治させることです。治療の中でも根治が目指せる最も有望な選択肢が手術ですから、ここが鍵になります。しかし、転移が進んでいれば手術でも癌細胞を摘出しきれない場合がありますし、術後に見落とされていたことが判明する場合もあります。
 
実際に肺がん手術を行う場合には、対象となるのは肺の一部だけではなく、片側全てが切除されることもあります。また、身体に与える負担が少ない手術方法として、胸腔鏡手術がありますが、通常の開胸手術に比べると高度な技術が求められますので、実施している病院は限られており、扱える医師も多くはありません。すでに充分な経験を積んでいるという観点で執刀医を選ぶのであれば、病院選びが難航する恐れもあります。
 
名医から胸腔鏡手術を受けて肺がんが完治するという可能性は十分にありますが、リスクが高くなることは理解しておいてください。癌細胞を切除しきるという面で考えても、開胸手術よりは精度が落ちます。この胸腔鏡手術を用いるのであれば、それだけ高いハードルを越えなくてはならないということになりますので、それに足りる医師がいるかどうかも考慮しなくてはなりません。身体に与える負担が少なくても、手術が失敗すれば転移や症状の進行を招いてしまうことになりますので、慎重な検討を行ってください。

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肺がんの抗がん剤の効果と副作用
肺がん抗がん剤を用いる際には、治療としての効果と副作用をはかりにかけなくてはなりません。症状の改善が見込めない中で、身体に負担ばかりをかけることになれば、生命力が削られていくばかりです。
 
実際に肺がんに抗がん剤を用いる際には、静脈注射や点滴静脈注射、内服によります。化学療法は全身療法と呼ばれており、局所療法である外科療法(手術)や放射線治療と異なります。これは、化学療法の場合、体内に取り込まれた抗がん剤が血液に入り、血流に乗って全身に届くからです。
 
このような特徴があるために、すでに転移している肺がんにも抗がん剤は有効です。すでに転移が進んでしまっている場合、手術によって直接切除を行うことが難しいのとは対照的になっています。ただし、手術ほどの症状の改善の効果がないという課題も残されています。
 
肺がんに用いる抗がん剤としては、非小細胞がんに対してシスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン、マイトマイシンC、ビノレルビン、イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ゲムシタビン、ティーエスワン、ゲフィチニブがあり、小細胞がんにはシスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、イリノテカン、イフォマイド、アムルビシンなどが使われています。
 
抗がん剤は1種類のみを使う単剤療法と、複数を組み合わせる併用療法とがあります。また、放射線治療や手術、内視鏡治療(レーザー治療)、免疫療法といったほかの治療法と組み合わせる場合もあります。
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肺がんに放射線治療を用いるなら
肺がんの放射線治療とは、放射線を照射することによって、癌細胞を死滅させるものです。手術と同じく局所療法で、全身療法である化学療法と区別されます。一般的には、体の外から照射する外部照射が用いられています。頻度としては週に5回、期間は3週間から6週間程度、肺がんに放射線治療を用いるのが一般的です。ただし、小細胞肺がんについては、週に10回行う加速多分割照射を行うこともあります。単独で放射線治療を用いる場合のみではなく、抗がん剤や手術と併用することもあります。こうして、複数の治療法を組み合わせることを、集学的治療と呼びます。また、脳への転移を防ぐ目的で予防的全脳照射として、放射線治療を行うこともあります。
 
必ず副作用についての説明を、事前に専門医から受けておきましょう。肺がんに放射線治療を用いる場合、周囲の正常な細胞にも照射されるため、副作用が表れる場合があります。たとえば咳や痰が増えることや微熱、息切れ、食事の際に伴う喉の痛みなどがあります。肺がんの放射線治療の副作用に対して、ステロイドホルモン剤などを使用することで、症状を和らげることもあります。予想外にひどいと感じた場合には、我慢しないで専門医に相談してください。場合によっては、抗がん剤などに切り替えることが妥当な場合もあります。
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肺がんとレーザー治療が持つ可能性
肺がんにレーザー治療を用いる場合には、光感受性物質を注射して、病巣に集まった光感受性物質にレーザー光を当て、レーザー光によって癌細胞を死滅させます。適用される場面は限られており、表在性の癌に使われています。
 
症状が進行してしまうと、肺がんをレーザー治療で処置することは難しいので、早期発見が重要になります。末期になるほど、手術をも含め、適用できる選択肢が狭まってしまうことに注意してください。
 
肺がんにレーザー治療を用いる場合に力を発揮しやすいのは病巣が小さくて、浸潤が進んでいない扁平上皮がんです。もちろん、これ以外の場合でも使われる場面はありますので、専門医とよく話し合ってください。
 
また、レーザー治療の後は、光感受性物質の影響があるため、一定期間は直射日光を避ける必要があります。期間については、専門医の指示を守るようにして、自己判断で短縮するようなことのないようにしてください。
 
完治を目指す場合だけではなく、他の方法とあわせて肺がんにレーザー治療を用いることもあります。どのような見通しになっているかは、事前に確認しておくようにしてください。また、レーザー治療によって、病巣でふさがっていた気管支を広げることで呼吸を楽にするといった活用法もあります。
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肺がんとイレッサ
肺がんとイレッサの間には、これまでに微妙な距離が付きまとっていました。大きな効果を期待されていたイレッサですが、副作用による死亡が報告され、戸惑いも広がりました。
 
同じように肺がんでもイレッサが劇的に効く人がいる一方で、そこまでの効果がない人もいます。上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子配列とイレッサの効き目に関連があるという研究もされており、裏づけの研究が行われています。遺伝子検査によって、イレッサが有効かどうかを判定することができるようになれば、さらに重要な治療法としての地位を確立するでしょう。
 
イレッサを使用する際には、注意点についても病院で説明を受け、その上で同意するようにしましょう。手術や抗がん剤、放射線治療にもそれぞれに危険性があるので、肺がんにイレッサを用いることだけにリスクがあるわけではありませんが、世間を騒がせることも多かったものだけに、一層の注意が必要です。
 
専門医によって、実際に使ってきた経験も異なりますし、これまでにイレッサを使用したけ意見のある専門医がいることが望ましいでしょう。何もしなくても症状は末期に近づいていきますので、得られる効用と危険性を天秤にかけて、適切な判断を下すようにしてください。
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肺がん転移
肺がん転移を起こすことは治療の大きな妨げになります。そのため、転移を予防しておくことは生存率を高める上で欠かせない重要事項となります。リンパ節や他の臓器にまで肺がんが転移することにより、手術で完全に切除することができず、根治に向けて厄介な課題になってしまいます。名医が手術を執刀するとしても、転移が認められれば、延命を目的としたものにして、根治は不可能と判断することもあります。
 
化学療法や放射線治療についても、肺がん転移がひどくなるほどに効果的ではなくなり、副作用が深刻になってしまうことになります。癌細胞が健康なリンパ節等にまで進攻してしまうということは、転移によって問題が拡大しているということに他なりません。肺にある腫瘍が小さいうちなら手術による摘出も可能ですが、転移によって処置が持つ効用が薄れてしまうのです。
 
そのため、まずは早期発見で肺がん転移の起きる前に治療をしておくことが大切です。肺以外へ転移が進むということは、それだけ再発率も高まりますし、患者としては好ましい影響はありません。今後肺がん転移が起こる見込みはあるのか、どのような方法で肺からの転移を予防するのか、といった点は主治医にしっかり確認しておきましょう。1度進んでしまった癌細胞の転移は、元に回復させるのがとても大変です。手術をしても、術後に転移が見つかるような場合もありますので、油断は禁物です。

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肺がんの脳転移
肺がんは脳転移しやすい性質を持っており、リンパ節や肝臓、副腎、骨とともに、脳は転移しやすい部位となっています。肺がんの脳転移を防ぐために、放射線治療を用いること(予防的全脳照射)もあります。
 
脳転移が起こる原因となるのが血液で、血液を通して脳へと転移してしまいます。肺がんが脳転移を起こすことによって起きる症状として、けいれん、麻痺、感覚障害、精神症状、ふらつき、頭痛、吐き気、嘔吐などが表れます。また、脳の表面にある髄液に転移すると、手足のしびれや背中の痛みなどが起きます。
 
治療としては、放射線治療やガンマナイフ、手術、抗がん剤などが挙げられます。肺がんが脳転移のほかにも広がっていないか、原発巣の状態はどうなっているかといったことにも治療法が影響されます。すでに他の臓器にも広がっているということであれば、完治を諦めて、余命の延長や痛みの軽減などをはかる場合もあります。
 
脳転移は、ほかに乳がんや大腸がんなどからも起きます。しかし、言葉の響きが恐ろしいのとは裏腹に、実はガンマナイフなどで治療を行うことができ、必ずしもイメージほど危険なわけではありません。腫瘍の大きさが小さければ、複数個の場合でも、ガンマナイフで対応できる場合もあります。したがって、専門医と打ち合わせを行い、どのような治療法を用いるかを前向きに考えていきましょう。
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肺がん生存率
肺がん生存率を知ることは、自分の今後の人生を知ることに他なりません。まずは5年生存率を見てください。

Ⅰ期:80% Ⅱ期:45% Ⅲ期:45% Ⅳ期:5%

一般的な生存率は目安でしかありませんので、合併症があれば生存率は下がりますし、正気症状の段階で治療を始めれば、生存率は上がることになります。名医の存在も生存率の向上に影響を与えます。データと事実との間に横たわる溝を埋めるためには、自分の症状や環境との擦り合わせが欠かせません。
 
目にした肺がん生存率で一喜一憂するのではなく、どうしたら生存率を高めることができるのかを前向きに考える方が有益です。最も重要なことは、肺がんは不治の病であった時代は終わっているということであり、そのことを生存率から読み取っていただければと思います。ただし、発見の時期が遅れるほどに生存率が下がる傾向にありますので、ここにも検査の重要性が現われています。
 
喫煙習慣もまた、生存率に影響を与えます。長年にわたってタバコで肺に負担をかけていれば、当然肺がん生存率だって下がります。検査で病気が発覚してからは、禁煙するように医師に言われているはずですが、忠告を無視して喫煙を続ければ、ますます肺を悪くする結果となりますので、生存率が低下していきます。生活習慣を見直すことは、もっとも身近なところから着手できる生存率の改善方法です。自分の人生の見直しとあわせて、考えてみましょう。
 
データを上手に活用することで、漠然としていた思いをまとめることができ、闘病生活を送る上で付き物の感情をコントロールするということに役立ちます。標準的な肺がんの生存率を知ることで、自分の生存率の目安として参考にしてみましょう。
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肺がん検診
肺がん検診は早期発見の上で要となる重要な役割を果たします。初期症状では、無自覚なことも多いため、検診によって思いがけず肺がんになっていることが発覚するということは珍しくありません。また、検診の精度ですが、日本肺癌学会によって肺癌集団検診の精度の管理が行われており、個々の病院ごとに管理をしているだけではないという面でも、安心感があります。病気によっては、検診においてこうした業界団体による指針が曖昧な場合もあるので、評価できることでしょう。治療の前提となる情報は検診から得られるものなので、検診の精度が高いという長所は、治療にも活きてきます。
 
胸部単純X線写真が肺がん検診の基本となり、そこに喀痰の検査等が複合的に組み合わされることになります。特に問題がなければ1日で終わりますが、検診の結果によってはより詳細を調べるために再検診が必要になることもあります。興味深いデータとして、肺がんは検診を受けることで、死亡する割合を30~60%に減少させることができるという数値が出ています。ここからも、いかに検診を受けておくことが大切であるかが読み取れるでしょう。喫煙習慣のある方は特に肺がんのリスクは高いので、定期的に検診を受けておくことをお勧めします。1日の手間を惜しんだばかりに、治療を適切に開始することができず、その後長期間にわたって闘病生活を余儀なくされることは避けたいものです。
 
ちなみに、肺がん検診は予約制になっていることもあるので、事前に病院へ連絡を取っておきましょう。

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肺がんの初期症状を見逃さない
肺がんの初期症状は無自覚のことが多く、そのために発見が遅れてしまうことが少なくありません。しかしながら、生存率や完治ということを考える時、いかにして初期症状の段階で早期発見をするかは大きな課題です。
 
そのためには、正確な知識を持つことが役に立ちます。肺がんの初期症状を過ぎてしまっても、1日でも早く発見をするという観点においても、どのような特徴があるかを知っておくことは有用な知識となるでしょう。
 
全てが肺がんの初期症状として現われるわけではありませんが、しつこい咳や胸痛、喘鳴、息切れ、血痰、声の枯れなどが一般的な目安になります。もっとも、これらは他の病気の場合にも生じることであり、特徴的であるとは言えません。なかなか治らないと思った場合や、喫煙習慣のある方は、病院で検査を受けるようにした方がいいでしょう。
 
気になるときに放置したばかりに、肺がんを初期症状のうちに見つけ出すチャンスを逃してしまうことになりかねません。その時に病院に行く少しの手間を惜しんだばかりに、その後の人生を台無しにしてしまうようなことはないようにしましょう。
 
初期症状にとどまっているうちは、治療においてはチャンスです。その時期に名医から適切な治療を受けることで、完治を目指しましょう。
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末期肺がんの治療
末期肺がんになると治療の方法も限られてきます。症状によっては、名医であっても根治は不可能と判断することもありますので、痛みを抑えることや、これ以上の転移を防ぐことを末期症状の処置とされることもあります。手術においても、すでに末期に至ると腫瘍が拡散して切除できる状態ではないと認められると、化学療法や放射線治療に切り替えられる傾向があります。ただし、期であっても根治が必ず不可能というわけではありませんので、簡単に希望を捨てるのは早計です。
 
根治を目指すためではなく、身体の機能障害を取り除くために手術を行う場合もありますでの、肺がんが末期に至れば手術がまったく行われないというわけではありません。ただし、初期の腫瘍が比較的根治しやすいのとは対照的に、末期の症状は大きな改善が難しい傾向がありますので、そこに至るまでに予防をしておくことが大切です。検診で早めに発見することができれば、転移が起こることを治療で防げることもあり、その結果として末期に至る前に止めることができます。
 
崖から落ちそうになって、今にも足を踏み外しそうになってから助かろうとするよりも、危険な崖へ不用意に近づかないことが一番の安全策であるのと同じように、末期になってから治そうとするよりも、肺がんが末期に至る前に対策を練っておく方が賢明であるといえます。
 
近年、QOL(生活の質)という考え方が医療の現場に取り入れられるようになってきており、末期症状においては、延命をすることだけを唯一の価値とするのではなく、患者の人生観や価値観を汲んで、それに見合うように余命を生きるための手助けをするという形の取り組みがなされています。末期肺がんをわずらっていても、人生を最後まで価値あるものにするという方針は、今後よりいっそう日本でも根付いていくことが予想されます。

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肺がんと胸水
肺がんで胸水がたまると、それによって胸痛が現われることがあります。胸水がたまっているかどうかによって、治療法が変わってくることもありますので、重要な差異となります。
 
ステージⅢにおいて、すでに胸水がたまっていない場合、肺がんの治療法として放射線治療と化学療法の合併療法を選択することが一般的ですが、胸水がたまっていると、化学療法を用いることが多くなります。
 
また、胸水の量が多くなってくると、まず胸水を排液させることが必要になります。方法としては、肋骨の間から肺と胸壁の間にある胸腔に管を入れます。その後、胸膜癒着療法を行い、胸水が再びたまらないようにします。
 
治療に先立って、検査においても胸水が関連してくる場合があります。肺がんの検査の中には胸膜生検というものがありますが、胸膜生検では胸膜や胸水の一部を取り出し、癌細胞の有無を検査します。このように、検査の段階においても、胸水は登場することがあります。
 
胸水がたまってくると、胸痛のほかに息切れ、咳、動悸などの症状をすでに併発していることも多く見られます。専門医と相談しながら、どのように処置を行うか、今後の見通しはどうなりそうかを確認しておきましょう。
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肺がん闘病記
肺がん闘病記を読むことは、データとして数字を眺めるだけでは知ることのできない生の声を聞くための重要な情報源です。医師から話を聞くことはあっても、他の患者さんから体験談を聞く機会は少ないものです。そこで、闘病記によって他の方の体験を知ることができ、勇気付けられたり、今後の生活のイメージがついたりします。他にも、名医を闘病記から見つけたという方もいらっしゃいますし、自分の病院では行っていない治療法が闘病記に載っていたので、その治療を受けられる病院に転院して快方に向かうことができたという方もいらっしゃいます。
 
元々は書籍として刊行されていた肺がん闘病記ですが、出版不況の影響もあり、ベストセラーになることが見込めない闘病記の数は少ないのが現実でしたし、せっかく闘病記を取り寄せても、すでに書かれてから何年も経過したもので、その間に治療の方法や肺がんを取り巻く社会情勢が変わってしまっていることもありました。しかし、現在ではインターネットの普及により、闘病記をネット上で公開する方も多くなり、手軽に見つけることができるようになりました。ネット上の肺がん闘病記は、ほとんどのものは無料で閲覧できるので、それらを呼んでみると参考になる点が多くあります。
 
気持ちの浮き沈みは、人間である以上誰でも経験するものですが、他の患者さんがどのようにして気持ちをつなげて来たか、闘病記で疑似体験しておくと、本番でもスムーズに行く見込みが強まります。また、自分で闘病記を執筆してみるというのもよいでしょう。他の方に役立つだけではなく、文字にすることで自分の気持ちや現状を整理する効果もありますので、気楽に闘病記を書いてみるというのは、お勧めです。一気に壮大な内容に仕上げようとしたら大変ですから、肺がん闘病記というより、日記感覚で始めてみてはいかがでしょうか?

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肺がんの病院選び
肺がん病院に通うとなると、近くの病院に越したことはないものの、やはり治療実績がないと安心できません。もし手術が必要になれば、名医がいる病院が理想でしょうし、これまでに十分に患者の症状を回復させてきた病院を選ぶ必要があります。闘病記にも良い病院や二度と行きたくない病院の例が紹介されていますので、そういったものを参考にしてもよいでしょう。
 
病院選びには絶対的な基準はありませんが、肺がんに病院としても十分に対応できるだけの設備が整っていることは最低条件です。詳細な検査も満足にできないようでは、とてもその病院に命を預けることはできません。医師のレベルもまた、病院選びには重要な要素です。いくら施設が素晴らしくても、そこで働く医師の診断が謝っていたのでは台無しです。看護士との関係も含めて、病院関係者のレベルやチームワークは、生存率にも関わってきますので慎重に検討しましょう。
 
病院によって文化の違いもあります。患者への説明を丁寧にする伝統がある病院もあれば、急患を優先して予定していた手術に割く人員をおろそかにする病院もあります。実際に訪れてみて、違和感を覚えたなら考え物です。もし病院を変えるのであれば、肺がんが進行しないうちの方がスムーズに進むので、次の候補を探しておいた方が良いかもしれません。主治医や病院に対して最大限の信頼を置くことができれば、満足度の高い治療を受けられるはずですので、肺の健康を考えて病院選びは妥協することなく行いましょう。

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肺がんの予防で大切なこと
肺がんの予防として大切なのは、原因となるもの(危険因子)を減らし、発症リスクを下げる保護要因を増やすことです。たとえば、タバコは大きな原因となっているのですから、禁煙をすることは、予防として有効な手立てということになります。
 
タバコを止めることだけが肺がんの予防ではありませんが、タバコを無視して語ることもできないでしょう。近年では、ニコチンをガムや体に貼り付けるパッチに含有させ、禁煙を補助する商品も出ています。それらを検討してみるのもよいでしょう。
 
喫煙者であるということは、他の部分で肺がんを予防しても、その効果を十分に台無しにしてしまうだけの害を受けていることになります。また、タバコを吸っている本人はもちろん、受動喫煙によっても発症リスクが高まるため、家族や周囲の人の危険因子にもなるのです。
 
また、喫煙歴が長くなるほど害は大きいですし、長年吸いつづけた方でも、禁煙に踏み切ることは無駄ではありません。肺がんの予防として、まずは本丸とも言える部分に踏み込むことは必須でしょう。
 
そのほかに、アスベストも発症の原因となります。こちらは職業による部分が大きいと思いますが、肺がんを予防するためにも、正しい知識を身につけて、対応する必要があります。アスベストは社会問題にもなりましたので、多くの場合、処置がされていることと思います。
 
遺伝的な要素も発症リスクを高めますが、これは予防できるものではありませんので、早期発見のために定期的に検査を受けるといった対策を講じましょう。
 
保護要因として、野菜や果物の摂取が揚げられます。野菜や果物を積極的に食事に取り入れることで、肺がんの予防になるのです。ただし、研究者によっても考え方が分かれるところで、アブラナ科の野菜が有効であるとする研究もありますし、喫煙によるリスクをベータ・カロチンが緩和するという報告もあります。確たるところが不確かな印象は残りますが、野菜や果物を食べることは大切なことだと言えそうです。
 
病気で大切なのは、治療よりも予防と言われることがあります。それは肺がんも同じです。日々の行動や生活習慣が肉体に影響を与え、症状の進展に影響を及ぼすことを理解して、たった一つしかない体を大切にしながら暮らしてください。
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肺がんの専門医の見極め
肺がんを専門医に治療してもらう場合、どのような専門医がいる病院を選ぶかによって、その後の症状の改善の有無や度合いにも重要な影響を及ぼします。名医と呼ばれる肺がんの専門医もいれば、技術を高めることを放棄しているような医師もいます。
 
そうした現実を踏まえた上で、肺がんの専門医を見極めなくてはなりません。これは病院を選ぶのと同じことです。要は適切な治療や手術を受けるためには、実績のある専門医や病院を見つけなくてはならないのです。
 
公式に5年生存率を提示している病院であれば、それが大きな評価基準になります。一般的な数値よりも5年生存率が低い場合には、納得できる特別な事情がない限り、
やはり敬遠しておきたいところです。
 
専門医に命を預けることになることを考えれば、選定には慎重にならざるをえません。手術を行う際に医療ミスでも起こされたら、病気とは別の原因で命を危機にさらしてしまうことになるのです。そんなことになってはたまりません。
 
また、実際に会ってみて、丁寧に説明をしてくれるか、疑問や質問にしっかり回答してくれるかといったことを見ておくのも大切なことです。患者さんに有無を言わせずに一方的に話し終え、事実上、無理やり治療方法に同意させるのが名医のすることではないのは明らかでしょう。
 
名医であれば、患者さんが心から納得できることが重要であることを知っています。説明が不十分なようでは肺がんの専門医としての資質が問われます。闘病生活を送ることになる以上、心許ない気持ちになることもあります。そんな時に安心させれてくれる専門医を見つけることが大切です。
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柴田恭兵さんと肺がん
柴田恭兵さんが肺がんの手術を受けて俳優としての仕事に復帰したというニュースを聞いて、勇気付けられた患者さんは多いのではないでしょうか。こうして有名人の方が症状を回復させて元気な姿を見せることは、他の方にとっても大きな影響を持ちます。
 
もちろん初期症状と末期の場合では生存率も変わってきますが、柴田恭兵さんが肺がんを克服したように、適切な治療を受けることによって、完治や延命ができる場合は多くあります。その際に重要なのは、治療の質と時期です。
 
適切な治療を名医から受けた場合と、あまり効果的ではない治療の場合で、結果に差が生じるのは当然のことでしょう。柴田恭兵さんが肺がんを治療した病院は分かりませんが、社会的な影響力なども考えると、十分な実績のある病院だったのではないかと思います。
 
病院選びが重要なのは、柴田恭兵さんに限ったことではありません。自ら医療のことを知ろうとすることは大切ですが、最終的には専門医に任せることになります。そうなると、名医とされる専門医であるにこしたことはないでしょう。
 
また、初期症状の段階で検査を受けて発見できれば、ステージが進行する前に処置ができるのですから、手術によって完治を目指せる可能性も高まります。柴田恭兵さんは右肺の一部を切除したということですが、末期に近づいていくと、手術の適用が難しいケースが増えます。
 
柴田恭兵さんは肺がんをきっかけにタバコを止めたようですが、これは大切なことです。タバコは大きな原因となっているのですから、発症の有無を問わず、禁煙することをお勧めします。
 
 
<以下、引用>
柴田恭兵が肺がん手術から復帰 
( 日刊スポーツ 2006年12月04日 10時00分)
http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/39809/
 
 7月末に肺がん手術を受け休養していた俳優柴田恭兵(55)が3日、NHKドラマ「ハゲタカ」(来年2月17日スタート、土曜午後9時)収録に参加し、会見した。手術では右肺の一部を切除、体重の減少もほとんどないという。たばこはやめ、食事やアルコールの制限もなく「以前より健康です」。復帰初日の前日2日は朝から深夜まで収録。「全国の隠れ柴田恭兵ファンの方完治して参りました」と独特の照れたような笑みを浮かべた。
 「2日前(収録再開の)顔合わせがありまして、スタッフ、キャスト(約70人)の方が『お帰りなさい』と拍手で迎えてくださいまして。本当に温かくそれだけで後半戦、頑張ろうと思いました」「こないだゴルフに行きました。以前より健康ですし、たばこもやめてますし、アクションもできますし。大好きな草野球も年明けには再開したいなと思ってます」。肺がんから復帰した柴田恭兵は、完全復活をアピールした。
 脱サラして俳優を目指したのが26歳。以来、俳優業を趣味とも天職ともとらえていた柴田恭兵は、約4カ月半の休養から復帰した喜びを語った。趣味の野球、ゴルフへの意欲も語り、途中、安堵(あんど)から涙ぐむ場面もあった。
 同ドラマの収録は6月30日に始まったが、7月24日に柴田恭兵がスタッフにがんを告白し8月に収録が中断。「治療の仕方次第では、戻ってこれないかもしれませんと言ったんですが(NHKは)待ってる、と。今回やっと、戻ってこれまして…」と話すと、目頭を指で押さえるしぐさを見せた。
 それでも、すぐに役者魂を取り戻してか「欲張りなので、こういう経験をプラスにできればいいな、と。新しく生まれ変わった姿を見せていきたい」と力を込めた。
 柴田恭兵によると、入院したのは7月下旬で手術は同月末。「右の肺の上葉部をちょっと取っていただいた」。8月15日には退院。入院中、企業とファンドの闘いを描く同ドラマの勉強のため、金融関係の書物を持ち込んだが「高校野球が楽しくて読めなかった」。
 ドラマでは、外資ファンドから日本の企業を救おうと闘うエリート銀行マンを演じた。「今まで拳銃持って走り回ってましたが、今回は札束持って…。ホリエモン、村上(世彰)さんにも見てもらいたい。あと(役柄が)苦しそうな表情が多いんですけど、あくまで役柄なんで」と笑わせる余裕も見せていた。

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肺がんと余命の関係
肺がんと余命の関係は症状の進行の状態や転移の具合によって変わってきます。初期症状の場合であれば、完治させて健康な身体を取り戻せる可能性だってあります。その場合には、余命が問題になることもありません。
 
また、年齢や体力によっても変わってきます。そのため、肺がんで余命が数ヶ月と診断されたものの、その期間を大きく超えて長生きする場合もあれば、それよりも短い期間で亡くなる場合もあります。
 
あくまでも、肺がんの余命は参考として考えた方がよいでしょう。病院を変えて名医を見つけることによって、手術を行えることが分かり、事態が一変するようなケースもあります。専門医のに治療を託している以上、その力量によって余命が大きく影響を受けることは必然でしょう。
 
医師になるには国家試験がありますが、それだけでは命を預けるに値するだけの資質があるかどうかまでは分かりません。余命や生存率を左右するほどの重要人物となるのですから、専門医の選定には慎重になりましょう。
 
名医との出会いによって、肺がんで余命わずかとされていた状態から抜け出せるかもしれないのです。セカンドオピニオンを受けて、治療方針が妥当かどうかを確認してみるというのも良い方法でしょう。適切と判断されれば、1人の専門医の判断が、セカンドオピニオンによって補強されることになります。また、他の方策が見つかれば、余命を延長させることができるかもしれません。
 
標準的な治療の方法や、病期(ステージ)に合わせた処置の方法はありますが、あくまでそれは目安です。患者さんごとに事情は異なりますので、その都度の判断が必要となってきます。したがって、その判断を下す専門医によって、余命が変わってくることもあるのです。セカンドオピニオンとして複数の病院の意見を聞きにいくのは面倒かもしれませんが、それだけの手間をかける価値はあるでしょう。
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小細胞肺がんと非小細胞肺がん
肺がんは小細胞肺がん非小細胞肺がんに大別されます。さらに非小細胞肺がんは腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、腺扁平上皮がんなどに分けられます。その中でも多いのが腺がんで、次いで扁平上皮がんと続きます。
 
小細胞肺がんは増殖のスピードが速く、転移しやすいという特徴を持っています。治療においては、非小細胞肺がんと比べると、抗がん剤による化学療法や放射線治療が有効な傾向を持っています。小細胞肺がんの病期(ステージ)は限局期、進展期、再発期に分かれます。限局期には癌細胞が片方の肺と付近のリンパ節にあるもので、進展期は病巣が肺外に広がり、胸部のほかの組織や体の他の部位にまで移っています。再発期は、その名の通り再発したものを指します。小細胞肺がんの治療はこれらの病期(ステージ)と患者さんの体質、年齢、全身状態などに基づいて決定します。
 
非小細胞肺がんは上記の腺がんなど、いくつかに分類されます。治療としては手術や放射線治療が有力な選択肢となります。非小細胞肺がんのステージとしては、潜在期と0期~Ⅳ期に分かれます。潜在期とは痰に癌細胞があるものの、肺には見つからないものを指します。0期には、局所的に病巣があるものの、肺の内面を超えていないもので、上皮内がんとも呼ばれています。Ⅰ期には病巣が肺内にとどまっており、周囲に正常組織があります。Ⅱ期になると、病巣がリンパ節に転移しています。Ⅲ期では、胸壁や横隔膜に転移するか、縦隔のリンパ節に転移している、または反対側の肺や首のリンパ節に転移している状態となります。Ⅳ期では癌細胞が体のほかの部位にまで転移しています。
 
それぞれの特徴を知ることで、患者さんは自分自身の病気のことについて、より的確に把握することができるようになります。病院で専門医が話している内容についても理解しやすくなる可能性がありますので、ご自身に関連することについては、知っておくとよいでしょう。
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肺がんと腺がんの関係
肺がんには小細胞がんと非小細胞がんの2つがあり、さらに非小細胞がんは腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、腺扁平上皮がん等に分類されます。それぞれ発生することが多い部位や進行速度、症状などが異なります。
 
そして、肺がんでも腺がんがもっとも発症することが多いものとなっており、男女別に見ると、男性では肺がんの40%、女性では70%以上という高い割合になっています。そのため、もっとも関わりがあるタイプと呼ぶことができるでしょう。ちなみに、次に多い扁平上皮がんでも男性の肺がんの40%、女性の15%となっていますので、腺がんの患者さんの多さがよく分かるでしょう。また、近年増加傾向にあることも見逃せません。
 
腺がんはレントゲン写真で発見しやすい肺の末梢部分に発生することが多いです。この末梢部分にできるタイプを肺野型と言いますが、初期症状のうちには無自覚なことが多く、悪化して胸痛や肩こり、背中の上部の痛みなどの症状の前に、転移した部位での異常を先に感じることもあります。
 
また、タバコが大きな原因となっており、タバコを吸う人は、タバコを吸わない人と比べ、男性で2倍以上、女性でもおよそ1.4倍という高い確率で発症しています。自らタバコを吸う人はもちろん、周囲で吸っているタバコの副流煙を吸い込む受動喫煙も原因となりますので、注意してください。
 
日本人にとって、腺がんは肺がんの中でもっとも一般的なものです。したがって、その特徴や症状の進行の仕方、治療方法などを知っておくことは重要なことです。専門医の診断や指導とともに、簡単な内容は調べておくと参考になります。
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肺がんのステージの見方
肺がんのステージ(病期)は、I期からⅣ期に分かれます。ステージⅠでは、肺の中に癌細胞が限局していて、リンパ節転移がないものを言います。ステージⅡは、同じく癌が肺内に限局しているものの、リンパ節に転移があるか、肺外の直接切除できる範囲に広がっているものを指します。肺がんのステージⅢは原発巣の癌が直接胸膜や胸壁に広がり、原発巣と同じ側の肺門リンパ節か縦隔のリンパ節、または胸膜へ転移しているか、胸水がたまっている、あるいは原発巣と反対側の縦隔、首の付け根のリンパ節に転移しており、他の臓器には転移が進んでいないものを指します。ステージⅣは、他の臓器にまで転移しているものです。
 
治療の際にも、肺がんのステージがどの段階であるのかは重視されます。一般的には、肺がんのステージがⅠ期およびⅡ期にとどまっている場合には、手術を行うことが多くなります。Ⅲ期になると、抗がん剤や放射線治療、手術を症状に合わせて用います。Ⅳ期では、放射線治療や抗がん剤を使い、痛みを和らげる緩和療法が行われることもあります。
 
以上の治療法はあくまでも目安ですので、個々の患者さんの症状や全身状態によって、選択の内容は変わることがあります。ただし、ステージが進むごとに生存率は下がります。非小細胞がんの場合、手術を行った場合の5年生存率は、Ⅰ期が70%、Ⅱ期が50%、Ⅲきが25%程度とされています。したがって、初期症状のうちに手術を行うほど、5年生存率の数値が良好となります。
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肺がんの再発の予防と治療
肺がんが再発した場合、すぐに発見できるかどうかは、重要な問題です。再発においても、早期発見は鍵となりますので、その後の治療や症状の変化に大きな影響を及ぼすことになります。
 
再発は予防できることが理想です。そのため、手術を行った場合に、術後に抗がん剤の投与や放射線治療が組み合わせられることがあります。肺がんが再発することを防ぐと共に、治療の効果を高めることが目的で行われるわけですが、もちろんすべての場合に完治できるわけではありません。
 
抗がん剤は肺がんの再発の予防や治療に用いられることが多くありますが、同じ種類の抗がん剤では効果が持続しないため、長期化すれば他の種類のものを用いることになります。近年では、イレッサが注目を集めています。
 
また、最初に用いた抗がん剤が高い効果を示していた場合には、体質などとの相性がよいと考えられるため、引き続き再発の治療にも同じ薬を用いることがあります。転移した部位で再発が起きることもありますので、必ずしも原発巣にも再び病変が見られるとは限りません。手術を行った際には発見できなかった転移や、切除しそこなった部分から、再発することもあります。
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癌の悩み別アドバイス
告知を受けたが、どうしていいか分からない
⇒最新医療を含めてトータルで治療を考えることが必要です。
最先端の癌治療について

手術や抗がん剤に抵抗がある
⇒・数々のガン患者を完治させてきた井上俊彦のメディカル・イーティング
当サイトは癌(がん・ガン)にかかった方や、その不安を持っている方に、治療や症状・検査、手術等の情報を提供することを目的にしていますが、癌(がん・ガン)の治療には絶対はありません。

症状や転移の状態によって、最適な選択肢は変わってきます。

闘病生活においては地道に情報を収集した上で検討を重ね、主治医と相談しながら最良と信じられる決断を下していくことが求められます。

普段は意識することのなかった健康という最も大切な宝物を取り戻すことは、人生においてこの上なく大切なことです。

生存率や名医の情報をはじめとして知っておきたいことや、知っておくことで役立つことはたくさんあるはずです。

最近では、QOL(生活の質)という考え方も浸透してきて、延命に加えて生活の質を維持、向上させることを目指す病院が増えています。

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